2009年12月14日

10ヶ月にして最南端へ③ニシ浜とシエスタと最南端

11月20日(金)

10ヶ月にして最南端へ③ニシ浜とシエスタと最南端



6:00起床、部屋の窓から朝焼けがきれい。



さて、明るくなると昨日半分残してそのままにしていたアップルパイに早速蟻がたかっていることに気づいた。そのままゴミ箱へ。



朝食を食べさせ、フェリーターミナルへ。

10ヶ月にして最南端へ③ニシ浜とシエスタと最南端


そして8:20発の波照間海運ニューはてるまにて波照間島へ。
竹富、黒島、小浜、西表、新城と島を抜け、外海に出る後半30分、船は大いに揺れる。娘は食後の乳を飲んで爆睡。
グオーーンと立て揺れがする中、それでも目覚めず爆睡。
我が娘ながら大物だ。



そんなわけでたしかに揺れたものの、思っていたほどは揺れずに9:30過ぎに波照間島に到着!



港でけだもと荘のお兄さんが迎えに来てくれ、2年半ぶりに「けだもと荘」へ。

2年半前、お父ちゃんとお母ちゃんは新婚旅行でここ波照間のけだもと荘へ泊まった。新婚旅行といいながら結婚式がこの後だったため、けだもとのお母さんからは結婚式のいろんな話も聞いたし、サンゴでウエルカムボードを作りたいというと、お兄さんが半日車を出してもらい島中の浜を案内してもらった。思い入れのある島と宿である。



車は小学校の横を通り、集落を抜け、けだもと荘に着く。



着いて家の中にあがる。
ヘルパーさんに、けだもとのお母さんも姿を現す。前回同様皆さん賑やか、けだもとのお母さんの太陽のような明るさ、ヘルパーさんもそれを受け継いだような感じ。そして娘を見て更に賑やかになる。孫の星(あかり)ちゃんもやってきて、受付というかしばしのゆんたく。そんな雰囲気が嬉しい。
この島にも観光客が増え、中には常識の無い客もいることだろう、辛いこともあるだろうけどそのなかでもこの明るさが素敵だ。それがここが人気になる理由だろう。



午前中はニシ浜へ。
背中に抱っこひもで娘を背負ったまま自転車でニシ浜へ。

10ヶ月にして最南端へ③ニシ浜とシエスタと最南端



予報では曇りだったが、ニシ浜に着いた途端、晴れ間が出て、そして晴れた。
晴れたのでニシ浜はより鮮やかに。本当に太陽の力は偉大だと感じる。

10ヶ月にして最南端へ③ニシ浜とシエスタと最南端



空の青、雲の白、群青色、青色、空色、緑色、そして白い砂浜

いろんなものがかわっていっても、ここだけは変わってほしくない、そんな色が目の前にある。

10ヶ月にして最南端へ③ニシ浜とシエスタと最南端






昼を食べる。
花HANA食堂も青空食堂も休み。食堂とカフェと雑貨屋とを兼ねたような店(つまり店の名前忘れた)で野菜そば。
地べたに座りゆったりと娘の離乳食を食べさせる。いつものように二人して食べさす。(一人は手でベルト、一人が食べさせる)
食事が出てくたのは離乳食が終わったあとくらいとほんとにのんびりしたところだったけど、そのおかげで娘やほかにいた子と遊んだり、雑誌を読んだり1時間くらいゆっくりまったりできた。
急ぐ必要なんてなにもない。




民宿に戻る。
夕方まで「洗濯、寝る、洗濯を干す、本を読む、寝る」のシエスタ生活。
私は旅の中でいちばん好きな時間は、昼下がりに日影でまったり本を読んでいる時間と、この洗濯をする時間だ。旅の途中、何かがリセットされるような感覚を感じられる時間。




夕方最南端の碑へ。10ヶ月にして最南端へ③ニシ浜とシエスタと最南端

けだもと荘のお兄さんに赤ちゃん用の自転車イスを付けてもらい、いざ最南端へ!
自転車で20分ほど走り、いよいよ、、、

10ヶ月にして最南端へ③ニシ浜とシエスタと最南端




娘、10ヶ月にして、最南端に立・・・

立・・・???

立ってないぞ?

10ヶ月にして、最南端に座る。であった。

10ヶ月にして最南端へ③ニシ浜とシエスタと最南端






あくまでここは日本の最南端であり、ここから南にも西にも世界は広がっている。(もちろん北にも東にも)
大きくなって世界を見たいと思ったとき、ぜひ迷うことなく行ってほしい。私もまだこの世界の100分の1も、1000分の1さえも見ていないけど、いつか世界を歩いて、この世界の現実を肌で感じ、そしてその場所でも我々と同じようにささやかな日常が繰り広げられることを知ることが出来たら、それだけで旅に出てよかったと思えるようになるから。



 
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