2005年11月06日

チビチリガマから

地元でもあまり知られてなかったチビチリガマ。
しかし、よく知られるようになってからはまだ20年程しかたっていない。

前回のブログで「『集団自決』が行われた」と書いたが、ここで亡くなった83名のうち約6割が18歳以下だった。しかも1才、2才という年齢も多く、幼い子どもが果たして「自分で死ぬことを決め」られるのか。
集団で死に追いやった、大きな力が働いた結果であろう。

詳しくはこちらを読むといいと思う(私はまだよんでないが・・・)
      チビチリガマの集団自決―「神の国」の果てに

チビチリガマから

見学者及びボランティアでの案内者へ
これから先は墓となっていますので立ち入りを禁止します。ガマの中には私達、肉親の骨が
多数残っています。皆様が中に入って私達の肉親を踏み潰していることを私達は我慢できません。


チビチリガマは96年から入壕禁止になった。
関係者への配慮の足りなさが原因である。
たしかに、肉親の立場で考えればとても耐えられることではないだろう。

この場所に「行って」「見て」「感じる」ことにこそ意義があるものの、その一方で十分な事前調査もなくただの興味本位で、そして大勢で物見遊山的に訪れ結果そこに土足で踏み入ってしまう。
そして、チビチリガマのような結果にもなる。
それでも・・・という葛藤
平和というものを伝えていくことの難しさをひしひしと感じる。

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今日は折しも12月8日。
64年前のこの時期は誤った認識のもとで国民が戦争へ戦争へと駆り立てられた時期でした。
なぜあの戦争が起きて、なぜあれだけの人が死んだのか
ここに生を受けそして住んでいるひとりの人として最低限知らなければいけないことなんでしょう。


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