2013年08月03日

「旅立ちの島唄~十五の春~」

「旅立ちの島唄~十五の春~」
3年前に自転車で走りつくした南大東の景色が随所に見られて心地よい。(北大東も少しあったし)


島ならではのエピソードも多いけど、改めて気づいたのは本人たちにとってみれば「15歳で島を離れる」のは当たり前のことだということ。そこから物語は始まる。


特に大きな事件もなく(15歳という年代を考えると大きなエピソードだったのかもしれないけど)、静かに旅立ちの時に向けて日々が積み重ねられていくのだが、ラストの三線のシーンでは涙が出た。


子供を持つと涙もろくなるとは言われるものの、やっぱりそうだ。
結婚式の花嫁の手紙じゃないけど、どうしても自分のムスメとダブってしまう。


(ネタばれ)
「この唄は泣いて唄ってはいけない」と三線の先生が諭していた。まさにそのとおりで、凛として立派に唄い上げる姿を見て、見送るものはまた感動するのだろう。

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沖縄本島から東へ360キロ離れた南大東島には高校がなく、中学を卒業して進学する若者は、必ず島を出てひとり立ちしていく。島唄グループでリーダーを務める中学3年生の優奈も、あと1年で生まれ育った島を出なければならない。家族と離れ離れになることへの不安や、未知の世界への好奇心を抱きながら、優奈は最後に島唄を歌いきって旅立とうと前進していく。


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