2010年12月19日

「僕たちは世界を変えることができない。」

「僕たちは世界を変えることができない。」
150万円で小学校が建つ!

ある大学生が
思いっきり背伸びして大学デビューし
カンボジアで警察に追いかけられ
小学校の子供たちに元気をもらい
エイズ病棟で泣き
義足の少女と笑い
ゴミ山でヘドロにはまる。

人並みに遊び、人並みに勉強する、フツーの大学生たちがカンボジアに小学校を建てるまでのちょっとHな奮闘記


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神保町のアジア文庫でこの本を見つける。

下ネタが多いのでどこの出版社からも出版を断られてしまい結局自費出版で出した本らしい。
が、なかなかにうまい文章でとても読みやすく、東京からの帰りののぞみの車中で一気に読み終えた。

大学生がボランティアでカンボジアに屋根のある小学校を建てる話。
カンボジアの子供たちのため、というよりも、自分たちのワクワクドキドキのために活動を始めるも、初めて訪れたカンボジアで日本とは違う現実を肌で感じ、自分たちも成長していくというノンフィクション。

迷いながらもストレートに訴えてくる言葉は共感できるものが多い。

綺麗事や正義感は棚の上に置いて、今日、自分の身の丈で自分のできる最善のことをやればこれでいいのだ。
読んでる途中は次の展開にとてもワクワクし、読み終えると自分も何かやってやろう、精一杯楽しく生きていこうと思える本。

この本との出会いは本当に偶然なのだが、東京まで行ってよかったと思える一冊だった。


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いろいろ調べていくと、どうも来年の秋、映画化されるようですね。


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