2008年11月12日
1泊1万円のドミトリー

火曜日、妻は2週間の入院生活を終え退院した。
ただし退院だからと言ってすぐに飛んだり跳ねたりは当然できるわけはなく、基本、自宅安静である。もちろん飛んだり跳ねたりするとすぐに腹が張ってうなるようになるのだが。
入院生活は、常に点滴をしているということと外に出られないということを抜きにしては、安いドミトリーに泊まっていたような共同生活であった。夜10時になると消灯時間になり強制的に部屋の電気が消されるところなど、一定の時間になると停電して真っ暗になるネパールの田舎にいるような気にもなってくる。
ただ退院といえど、チェックアウトの際、ちゃんと宿代を払わないといけない。ただで帰れるほど甘くはない(当たり前だが)。
・・・入院費、16万ちょっと。
えー15泊16日だったから、1泊1万円強ということになる。
それなりの高級ホテル並みではないか。
何がドミトリーだ?ぼったくりではないか。と文句を言ったところで、値段を確認しなかったお前が悪いのだといわれればそれまでである。何がこんなに高いのだ?しいて言えば3食共上げ膳据え膳だった。加えて点滴は24時間いつでも強制的に供給されていた。その点滴が無くなりそうだからとフロントを呼ぶとメイドが飛んできて新しいのに入れ替えてくれる。点滴も食糧とみれば、ここの宿は食べ物にこだわりがあるのではないかと想定される。
まぁ16万の入院費については、高額療養費のため健康保険でかなり補填され、更に生命保険で1日につき1万円づつ支給されることとなる見込みだから、言ってしまえば入院しても黒字になるという計算となりことなきを得た。
そう考えるとこれから、出産育児一時金、児童手当金、乳幼児の医療費助成、確定申告で医療費控除(10万円を超えた場合)、出産手当金、育児休業給付金 等いろいろと給付対象がある。せっかくの制度であり活用しない手は無い。加えて育休中の妻を扶養に入れた方がいいのかなど、この際だからどのようにしたら少しでも手元に金が残るか、その方法を学習している次第である。
その他私の職場では出産休暇や育児参加休暇も計7日ある。実のところ使わない人も多いのだが、せっかくの制度であり使わないとこういうものは切り捨てられるのが今の社会情勢であるため、大いに満額で使おうと思っている。
ただ現在での心配は、子が予定より早く(予定日は1月12日)年末年始の休み中に生まれると、この休みを使うタイミングを逸してしまうなぁということだ。そんな状況も十分に考えられるものの、まぁそうなればそうなったで細かいことはもうどうでもよくなるだろう。そもそも役所も3日までは休みなんだし、そんなわけで年明けの出勤日になっても諸々の手続きやら何やらで3日は休まなければならないだろう。
たいへん喜ばしい。
Posted by tana at 23:42│Comments(2)
│妊娠記
この記事へのコメント
1月17日に生まれると私と同じ誕生日になります。
Posted by frontier at 2008年11月13日 01:23
さすがに17日まで腹の中で蓄えておくことはできないと思います。
Posted by tana
at 2008年11月13日 23:19
