2008年03月16日

香川へ=うどんばかり食べる旅=

結局「UDON」は見てしまった・・・

そして次の朝は5:30に起床し、6:20に八千代の家を出発。平日でさえこんなに早く起きないのに全くはしゃいでいる。香川へ=うどんばかり食べる旅=
途中N井さん、長男を拾い、7:30に広島東ICに入ると、そのまま休憩も無く一気に瀬戸大橋へ。9:30に四国上陸を果たすまで、来るべきうどんの為、缶コーヒーとクッキー1個で空腹をしのいだ。
世に言うミーハーで浅はかな日本の観光客というのは我々のことを言うのかもしれない。

四国島内は運転手が私、隣で長男がナビと「沖縄レンタカーでの黄金バッテリーが一夜限りの復活」である。(意味不明)

香川へ=うどんばかり食べる旅=9:40最初の店、丸亀にある「なかむら」へ香川へ=うどんばかり食べる旅=

鯉のぼりが目印のこの店だが、鯉のぼりがなくてもすぐに分かった。既に客の車でいっぱいである。「ネギがほしければ庭にあるから自分で刻め」というエピソードをもつこの店も、この時点で20分待ちである。
30分待って最初の「釜玉小200円」
細めの麺で比較的やわらかい。そして前日映画でも言ってたとおり釜玉にはうどん二玉がちょうどいいということを確認した次第である。


香川へ=うどんばかり食べる旅=その後15分程走って、10:35善通寺の「山下」へ。香川へ=うどんばかり食べる旅=
ぶっかけの元祖といわれるこの店は普通に注文をとり後でお金を払うという一般店スタイル。
ぶっかけの小 250円
非常に麺のコシが強いのが特徴。
過去、岡山に住んでいた長男が一押しの麺のよう。「昔うどんブームの前なんかはうどんを歯で噛んでたらおやじに叱られた」らしく、ツルツルと噛まずに飲み込んであっという間に食べ終わっていた。

さて次は妻の提案により満濃町美合にある11~13時の2時間しか営業しないという「谷川米穀店」に車を走らせる。
30分以上走っただろうか。11:20頃、美合の集落に入り店を探すがそれらしき店は無い。もともと米穀店でありうどん屋じゃないんだからと一軒一軒じっくり見るも無い。そして集落には我々と同じニオイを発した車(県外ナンバー)もうろついている。
駐車場に車を停め歩いて探そうとすると、隣に泊まっていた車の人が帰ってきて「休みが月曜から日曜に変わったみたいだよ」と。

・・・次いこう。

香川へ=うどんばかり食べる旅=3軒目。
同じ満濃町にある「やまうち」へ。香川へ=うどんばかり食べる旅=
持っていった「恐るべきさぬきうどん」でも最初に紹介されてあり、山の中の秘境のうどん屋として紹介されている。秘境マニアとしては行かねばならない。
山の中の秘境のイメージ(映画でユースケサンタマリアと小西真奈美が最初にうどんを食べた店のイメージ)があったものの、土讃線の踏切を渡るとすぐ山の上に駐車場を発見した。あっけなかった。そして車はいっぱいいた。12:00到着
香川へ=うどんばかり食べる旅=「恐るべきさぬきうどん」の本は93年に製本、その後15年が経過、その間のブームの到来で店を取り巻く環境も大きく変わってしまったのだろう。
15分ほど行列を待ってうどんにありつく。
かけ(ひやあつ)の小 200円
だしが絶品だった。天ぷらも美味かった。今回行った中で一番の一押しである。


香川へ=うどんばかり食べる旅=4軒目。
12:30 まんのう町吉野の交差点到着。
ここには、しょうゆの元祖「小縣屋(おがたや)」と釜揚げが有名で西の長田と言われる「長田うどん」の二つの店が交差点を挟んで並んでいる。どちらに行こうか迷ったが、カープファンとしてはオガタだろうとしょうゆの元祖の方に入る。
ここは店構えがしっかりしている感じ。普通に注文をとって後精算の店。香川へ=うどんばかり食べる旅=
しょうゆうどんの小 420円
大根丸々1本出てきて自分ですりおろすスタイルである。
値段を見てもお分かりの通り、小といいながら若干麺の量は多めだった。4件目にしてはじめて「腹いっぱいになった」感覚がした。そして妻はここでダウン寸前である。うーん、ここで琴平の温泉にでも入って一休み・・・と思ったが、長男とN井さんは顔色変えずに「次行こう」
恐るべしである。

5軒目。目の前の長田うどんへ。
ここで妻はリタイアである。(よって写真なし)
車の中に妻を残し、私もかなり腹は膨れたが、かまあげ小 250円香川へ=うどんばかり食べる旅=
「たらいうどん10玉分」なんてメニューもあり、他の二人が頼みやしないかとひやひやしたが、みんなかまあげ小だった。
13:00に店に着いたが駐車場が開くまで待ったのと、行列に並んだのと、出てくるまでに時間があって、13:30頃うどんにありつけたので若干腹具合も収まってきたのと、量が少なかったため、意外にペロリと平らげた。まだ次にいけそうだ。

次へ行こうと3人。「これでもう最後ですよ」と妻は叫ぶ。
琴平町の宮武に行こうと車を走らせたが、道路上に100人くらい並んでいる。
その時点で戦意喪失である。そこまで並んで食べるほどミーハーではない。

琴平の銘菓に「灸まん」というのがある。私は灸まんというのは良く知らなかったが、琴平に着くと道路にある電柱という電柱に「灸まん」と書かれてある黄色い目立つ看板が設置してある。車で走ってて見える電柱一本一本に灸まん灸まん灸まん灸まん・・・。右の電柱見ても灸まん、左の電柱見ても灸まん、である。と、灸まんだけでもこんなにインパクトがあるのに困ったことに「灸まんうどん」なんて看板まで貼り付けてある。灸まんうどんとは何者だ?うどんの食べすぎでおかしくなったんじゃないか?おかしくなったのは我々か?

香川へ=うどんばかり食べる旅=そんなわけで最後はガイドブックにも載ってない「灸まんうどん」へ。香川へ=うどんばかり食べる旅=
行ってみると何の変哲も無い、灸まんの本舗が経営している、地元の人が多いセルフのうどん屋だ。
かけ小200円と天ぷら2個
うどんは美味かった。何の変哲の無い店だが普通に美味いことに感心した。そしてはうどんが美味いだけでなく、天ぷらも美味いということだ。これはどの店でも共通のことである。
ちなみにトッピングに灸まんはついてなかった。なくて十分である。

他所者がブームを作って荒らすだけ荒らしても、根付いた文化はそう簡単には崩れることはなく、逆にそれをエネルギーにするくらいのしたたかさを感じた香川・うどんへの旅だった。
今度はJRと琴電を乗り継いでの行程も考えてみよう。


タグ :うどん

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この記事へのコメント
O縣家のしょうゆうどんがぬけているのでは?
Posted by 長男 at 2008年03月16日 21:48
高松の山下うどんでは?たしか香川の人はうどんをのどで切って食べるそうですが、みなさんはどうでしょうか?
Posted by 長男の部下 at 2008年03月16日 22:55
長男様
O縣家のは大根、しょうゆをかける前のしか写真が無かったので・・・
只今執筆中。しばしお待ちを。

長男の部下様
2番目のぶっかけが山下うどんですね。たしかにうどんを歯で噛まずに飲み込むように食べるのが本場のようです。過去、岡山在住の長男はその食べ方でツルツルと飲んでました。
Posted by tana at 2008年03月17日 21:00
おうおう!ほとんどGOが連れてってくれたトコじゃんかっ(^-^)
またワンゲルの皆とも“うどんツアー”行こうでぃ!
Posted by ぼぶ at 2008年03月20日 00:17
「なかむら」で土産に買ったうどんを今日食べて余韻に浸りました。また行こう!
Posted by tana at 2008年03月23日 22:37
 
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