2005年11月20日
粟国到着、そして少年登場
9月17日12:00粟国着

粟国で最初にやること。
まずは昼食を食べないといけない。
さっそく民宿へ着き、自転車を借りる。
この島にある食堂といえば、港にある「みなと食堂」と民宿粟国に併設された「あぐに食堂」くらいしか思い浮かばない。
そんなわけであぐに食堂に行くことにした。

自転車で坂を上りあぐに食堂へ着く。
しかし敬老会かなにかで貸し切りのようで入れなかった。
でも、入れないからと行って「はい、さよなら」ではないのがやはり島の人情である。
食堂のおばちゃんに別の店、「丸三中華飯店」という店を勧められる。
「一緒の系列の店だからね。うちが休みのときは、あそこは開いてるよ」
こんな小さな島で一緒の系列も何もないよなぁ、だいたい私には全部同じに見えるよなんて思いながら、中華もどうなんかなぁとかなんとか思いながら更にチャリを走らせ行く。
(後々、いろいろと島ゆえのいろんな事情も見えてきたが、そのことは後日にまとめて話すこととしたい)
丸三中華飯店へ行ってみる。「幼小中学校」の向こうにその店はあった。
そう、粟国島に学校はここしかない。幼稚園から中学校卒業までここで過ごし、高校になったら本島の高校へ行かないといけない。
(後々、いろいろと島の中学生をとりまく島ゆえの事情も見えてきたが、そのことも後日にまとめて話すこととしたい)
丸三中華飯店到着!そして扉には
「本日休業」
・・・愕然とした。一緒の系列いうたやんか!!
といってもこれが島の姿なんだと仕方ないものと思い、そうはいいながらもじゃあ、そして港の「みなと食堂」しかないかなぁ
・・と途方に暮れてたところに小学校高学年くらいの少年が自転車に乗って登場。
しかも、
「何かお探しですか?」
なんか映画のような登場の仕方、しかも君セリフ棒読みだぞみたいな、もしかして君は学級委員長かい?みたいな登場の仕方をされる。また呆気に撮られながらも相手が小学生ということでこちらも大人の対応をした。
「食堂知らない?」
なんだか変だが面白そうな展開であり、そして、わらにもすがる思いの我々は少年に助けを求める。
「丸三はあいてなかったですか?」
相変わらず学級委員長みたいな返答をする。しっかりしてるのかマヌケなのか。
「丸三は休みだった。あぐに食堂も敬老会でいっぱいだった。」
「そうですか・・・、ん~・・・食堂、食堂・・・」
少年は悩みだす。なかなか親切な少年である。みんなもいっしょに「ん~」と悩みながら自転車で坂を下ってく。島の純粋な少年との美しき交流の瞬間であった。
そして事態は更に急転する。
前から少年の同級生っぽい女の子がやってくる。
「おーい、***」
そして少年はその子と話し出す。
そのうち食堂の話でもするんじゃないかと、少なからずも期待した。
そんな相変わらずわらにもすがる思いの我々に対し、少年の心はすでに先をいっていた。
もう我々のことなど最初からいなかったかのように二人で話をしだし、そして二人でピューっと自転車で消えていった・・・
・・・そしてあっけにとられ取り残される男3人。映画のワンシーンのような去り方だった。
・・・さて、みなと食堂にでも行くか・・・

粟国で最初にやること。
まずは昼食を食べないといけない。
さっそく民宿へ着き、自転車を借りる。
この島にある食堂といえば、港にある「みなと食堂」と民宿粟国に併設された「あぐに食堂」くらいしか思い浮かばない。
そんなわけであぐに食堂に行くことにした。
自転車で坂を上りあぐに食堂へ着く。
しかし敬老会かなにかで貸し切りのようで入れなかった。
でも、入れないからと行って「はい、さよなら」ではないのがやはり島の人情である。
食堂のおばちゃんに別の店、「丸三中華飯店」という店を勧められる。
「一緒の系列の店だからね。うちが休みのときは、あそこは開いてるよ」
こんな小さな島で一緒の系列も何もないよなぁ、だいたい私には全部同じに見えるよなんて思いながら、中華もどうなんかなぁとかなんとか思いながら更にチャリを走らせ行く。
(後々、いろいろと島ゆえのいろんな事情も見えてきたが、そのことは後日にまとめて話すこととしたい)
丸三中華飯店へ行ってみる。「幼小中学校」の向こうにその店はあった。
そう、粟国島に学校はここしかない。幼稚園から中学校卒業までここで過ごし、高校になったら本島の高校へ行かないといけない。
(後々、いろいろと島の中学生をとりまく島ゆえの事情も見えてきたが、そのことも後日にまとめて話すこととしたい)
丸三中華飯店到着!そして扉には
「本日休業」
・・・愕然とした。一緒の系列いうたやんか!!
といってもこれが島の姿なんだと仕方ないものと思い、そうはいいながらもじゃあ、そして港の「みなと食堂」しかないかなぁ
・・と途方に暮れてたところに小学校高学年くらいの少年が自転車に乗って登場。
しかも、
「何かお探しですか?」
なんか映画のような登場の仕方、しかも君セリフ棒読みだぞみたいな、もしかして君は学級委員長かい?みたいな登場の仕方をされる。また呆気に撮られながらも相手が小学生ということでこちらも大人の対応をした。
「食堂知らない?」
なんだか変だが面白そうな展開であり、そして、わらにもすがる思いの我々は少年に助けを求める。
「丸三はあいてなかったですか?」
相変わらず学級委員長みたいな返答をする。しっかりしてるのかマヌケなのか。
「丸三は休みだった。あぐに食堂も敬老会でいっぱいだった。」
「そうですか・・・、ん~・・・食堂、食堂・・・」
少年は悩みだす。なかなか親切な少年である。みんなもいっしょに「ん~」と悩みながら自転車で坂を下ってく。島の純粋な少年との美しき交流の瞬間であった。
そして事態は更に急転する。
前から少年の同級生っぽい女の子がやってくる。
「おーい、***」
そして少年はその子と話し出す。
そのうち食堂の話でもするんじゃないかと、少なからずも期待した。
そんな相変わらずわらにもすがる思いの我々に対し、少年の心はすでに先をいっていた。
もう我々のことなど最初からいなかったかのように二人で話をしだし、そして二人でピューっと自転車で消えていった・・・
・・・そしてあっけにとられ取り残される男3人。映画のワンシーンのような去り方だった。
・・・さて、みなと食堂にでも行くか・・・
Posted by tana at 13:05│Comments(0)
│05.09粟国の旅