2009年12月14日

10ヶ月にして最南端へ②初めての飛行機

出発する前に、いま一度、生後10ヶ月の特徴を簡単に述べたいと思う。


・ハイハイが前に進むようになり行動範囲が格段に広がる。つかまり立ちも近いだろう。
・いろんなものに触りたがる。近くに紙があると十中八九ぐちゃぐちゃになる。デジカメで撮ろうとするとデジカメに触ろうとする。パソコンを打ってるとパソコンのキーボードに触ろうとする。こないだなんかちょっと目を離したらyahooで「¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥」について検索していた。
・「○#жШ☆△!!」と意味不明な言葉で会話するようになる。娘なりに「飯はまだか!」とか言ってるんだろう。
・夜泣きをするようになる。隣に乳(=お母さん)があれば泣きやむが、乳がないと泣く。そして乳(=お母さん)が戻ってこないと泣きやまない。
・そして、後追いが始まる。ここでもお母さんが近くにいないと泣く。
・離乳食、硬いご飯でも大丈夫になる。そのときの機嫌で食べないこともある。食べ物を手でつまんでは口にもっていくことはせず下に落とす。食器が近くにあると食器ごと落として床がご飯まみれになる。じっと座って食べるようなことはまずない。


以上簡単に述べたつもりであったが・・・



結論:こりゃ大変そうだ。



こんな月齢で旅立たせるのはいかがなものかと思うこともあったが、娘が生まれて「好きなことを何も出来なかった」とか「好きなこと我慢して育てたんだぞとか」娘が大きくなったときに恨み節のように言うのは嫌だし、なにしろお父さんお母さんが楽しんでればきっとそれは娘にも伝わるだろう。



とはいえ大変そうなことに変わりは無いが・・・




11月19日(木)


朝7:40頃広島空港着

飛行機には私も妻も数え切れないくらい乗っているが、娘にとって、生まれて初めての経験である。



8:20飛行機は那覇空港へ向けいよいよ離陸。

離陸するとき娘はどうだったのか。その答えは・・・



「乳を飲んでいた」



・・・まぁ離陸して耳がキーンとなったらいけないから乳を飲ませるといいと聞いていたからだけど。
そんなわけで特段のトラブルもなく娘初めての飛行機は無事に那覇に向け飛び立ったわけである。

その後は朝食。私と妻は途中の小谷SAでパンを買ったものの、娘は寝起きだったので車で離乳食は食べられず、飛行機の中で食べるようになった。離乳食を食べさすときは空間が飛行機の中というだけでいつもと変わらない。いつもと変わらないというのは「食べ物を手でつまんでは口にもっていくことはせず下に落とす。食器が近くにあると食器ごと落として床がご飯まみれになる。じっと座って食べるようなことはまずない。」ということであり、いつも同様じっとしていない。

一人は手をベルト代わりに抱っこし動かないようにして、一人がスプーンで食べさす。二人がかりでなんとか離乳食は終わる。その後は乳である。お父ちゃんお母ちゃんは寝る暇などないが、娘は乳飲ませコテンと寝てしまった。



10:30頃那覇空港着


ここで長男と合流予定だが、長男は既に1時間半のトランジットを利用して赤嶺のアルテックへ買い付けに行っていた。相変わらずだ。
我が家はというと、娘はずっと寝てるので、空港のベビーカーを借りて空港内をウロウロするにとどまった。



12:00那覇空港発、石垣へ

再び離陸するときは乳を飲ます。
今回も無事、離陸。

10ヶ月にして最南端へ②初めての飛行機



1時間後、飛行機は高度を下げ瑠璃色の海が眼下に近づいてきた。窓の外を見せ「このきれいな海が名前の由来になったんだよ」というも、娘は我関せず。すぐに目の前のビニールに夢中になるのであった。



13:00頃石垣空港着

タクシーで市内へ。
泊まる宿は、ホテルククル。旧大原ホテルである。経営者が変わって名前もかわったらしい。
タクシーの運転手も「どんどんホテルの名前が変わっていってわからん」という。

そして730交差点に近づき気づいた。


「コンビニシーサーがなくなっている!」


建物はまだあるものの中はもぬけのから。更にとなりにあった建物も取り壊されて更地になっている。タクシーの運転手は言う「ここはホテルが建つみたいだね」
未だ続く離島ブームにここ石垣島はその拠点として内地からの移住者も多い。新婚旅行のときに泊まったチサンリゾートは健在だが、桟橋も新しくなったし、この辺の景色はどんどん変わっていく。コンビニシーサーで飲み物を買って、離島桟橋でぼーっとするなんてことはもう昔の話になってしまった。見慣れた景色がひとつ、またひとつ金になっていくんだなぁ。

10ヶ月にして最南端へ②初めての飛行機2004年当時

10ヶ月にして最南端へ②初めての飛行機2006年当時、どんどん派手になっていく



10ヶ月にして最南端へ②初めての飛行機宿にチェックイン後、ちょっとゆっくりして14:30頃、あやぱにモールにある真仁屋そばで昼を食べる。

我々が昼を食べるということはつまり娘も離乳食の時間である。
いつもの離乳食で(いつものというのは上述のとおり)、お母ちゃんのそばはすっかりのびてしまった。



その後歩いてみんさー工芸館へ。
その道のりは30分くらい。ベビーカーに揺られ娘はむちゃくちゃ元気。周りに見境なく手を振り愛想を振りまく。キャッキャッ言うその姿はまるで選挙カーのよう。「tana娘、tana娘でごぎいます」とか言っているようだ。



16:00頃、みんさー工芸館で目的のものを購入した我々は石垣空港へ。
ミーナさんが16:30頃空港に到着するのだ。
気候は暖かいというかTシャツ1枚で十分というくらい。曇って風が吹くと気持ちいいという感じである。そんな穏やかな気候なので空港まで歩くことにした。徒歩にして30分くらい、時間的にもいい感じだ。ちなみに娘はみんさー工芸館で乳を飲みコテンと寝た。さっきと違ってベビーカーでガタゴト揺らしても起きやしない。


10ヶ月にして最南端へ②初めての飛行機



時間的にミーナさんが乗っていると思われる飛行機が空を飛んでいる。

「ミーナ☆さーん!!」

と飛行機に向かって叫ぶも、気づいてくれただろうか。

まぁこっちはこっちで、私はいつもの赤いTシャツに、妻はベビーカーを押し、長男はいつものガマスタイルとそれぞれに目立つ格好をしているので、見る人が見たら気づいたかもしれない。



無事ミーナさんを石垣へ迎え入れ、再びタクシーで市内へ戻り、夜はいつもの焼肉金城へ。

有名な焼肉店は「やまもと」という店もあるのだが、聞いた話によると大変な虎ファンのようで店内には虎グッズが並べられていると聞いた。いつか行こうとは思っていたがその話を聞いて興味が薄れてしまった。たしかに鯉ファンベイファンがタッグを組んで店に入ったとしても「いつも勝たしてもらってありがとうでぞいます。しかも鯉さんには金本とかシーツとか・・・」とか言われて歓迎されるかもしれない。そうなったら大変不服である。そんなわけでここはやめた。(まぁ予約でいっぱいだったわけだが・・・)


10ヶ月にして最南端へ②初めての飛行機 10ヶ月にして最南端へ②初めての飛行機

石垣牛を堪能し、その後はホテルの部屋でジミーのアップルパイ大会である。アメリカンな豪快な味だったが1ホールはでかい。牛肉をたらふく食ってさらにデザートまで食べた胃にはいくら別腹とはいえ大きすぎる。そんなわけで4人では食べきれず半分残った。



10ヶ月にして最南端へ②初めての飛行機10ヶ月にして最南端へ②初めての飛行機

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部屋がベッドだったため、落ちないように写真のようにガードする。


・・・一日が終わった。
どこでもハイハイ、どこでもじっとしていない、怒涛の一日だった。焼肉金城で掘りごたつから落ちて泣いたということもあったが、それ以外は想定内か? 子連れ旅、なにかとたいへんだ。
それでも会う人会う人に「かわいいね~」「何ヶ月?」とか言われるのは、やっぱりうれしい。
今日は移動が多かったけど、明日、波照間に着けば多少はゆっくりできるだろうと期待して就寝。



 
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