2010年11月04日
南大東島へ④南大東の夜はふけて
11月3日(水)18:30
日が暮れるのは早く、民宿に到着したころは既に辺りは真っ暗になっていた。
庭で民宿のおばさんが体操していた。
「どこどこ行きました?」
「まるごと館と神社に行って、その後、西港で夕陽見てました」
「明日はどこに行きますか?」
「とりあえず日の丸展望台に行って、北のバリバリ岩までいこうかと」
「漁港と本場はすごいですよ。ぜひ見に行ってね」
他のお客さんはいそうにない。土木作業で島に出稼ぎに来てたおじさんが何人か泊まっていたらしいが、旅行客は我々2人だけのようだ。
さて、晩をどこで食べよう。狭い島だが飲むところはいっぱいある。
食事処「き作」、居酒屋「ちょうちん」、新しげな居酒屋「ちゃんぷるー亭」、金城のとなりにある「nomo」、新しくできたらしい「居酒屋なすび」等々いろいろある。島のメインストリートにはスナックもいっぱいあるし、パチスロやビリヤードもある。
結局、いちばん魚がうまそうだということで「き作」に行くことにした。
もずくは300円、刺身盛り合わせ(竹)は一皿2,000円。これだけで腹いっぱいになる。
「おすすめ何かある」って出てきたのが、ナワキリの塩焼き。(写真左)
ナワキリは深海魚らしく、歯がするどいのが特徴。(写真右)
一人3,000円弱で腹いっぱい飲んで食った。
20:30頃
腹ごなしに星を見ようと集落のはずれに向かって歩く。やはり離島といえば満天の星空である。
しかし、公園も道路の街灯がこうこうと灯っていて、あまり星が見えない。よく考えればこの道は空港と集落を結ぶメイン道路だった。あんまり必要性はないような気がするが街灯も多いはずだ。カエルの死骸も多いけど。
しばらく歩いて道路から少し外れた場所にベンチがあったので腰かける。
少し街灯の明かりは気になるものの、それでも満天の星空だ。
風の音しか聞こえない静寂な空気の中、空を見上げると星がまたたいてるだけ。あ、星が動いてる、と思ったら飛行機だった。こんなところの上空を飛ぶ便があるのかなぁ?
まぁそうはいいながらも満天の星空だけで何分も持つことはなく、程なく二人ともケータイをいじり出す。
この島はやはり電波が弱いのか、iモードもダイヤルアップ並みに遅い(だいいちソフトバンクは圏外だし)
この静寂を突き破るように前の道路を車がブォーーンと通る。
車はこんな夜中なのにやけに騒いでいる。全くうるさいなぁ。よく聞くと「茂みに何かいる」とかいって騒いでいるようだ。
我々のことか!
たしかに普段人のいるはずのない道路わきの茂みにあるベンチに、ただでさえ怪しげなおっさん2人が座り、しかも2人が2人ともケータイ見てたので、顔にケータイの光が反射して・・・
たしかに怪しい!
21:30頃
これ以上怪しまれてもいけないので民宿に戻る。
角の大盛商店で酒を買って民宿で飲みなおすことにした。
そう、この島には数年前からサトウキビを原料にした酒、ラム酒の工場ができたのだ。
種類は1,200円の赤と2,400円の緑があったのだが、ケチって赤いのを買った。
さてラム酒を飲もう。
封を開けるとリキュール系の甘い香りが鼻につくくらいきつい。いやな予感はしたが水で割り、飲む。。。
・・・「まずい!」
なんかアルコールの消毒液を飲んでいるようだ。これはいけてない。
しばらくしたら慣れるかと思うも、いっこうに慣れることはない。
これは、割るのが水じゃいけないんだろう。
「炭酸がいいかも」と近くの自販機でコーラとCCレモンを買ってくる。
コーラで割る。。。
・・・「びみょう・・・」
口直しにコーラだけにして飲む「・・・うまい」
その後、コーラだけCCレモンだけにして宴は続いた。
あぁコルコル、半分以上余ってしまったではないか!!!
やっぱりケチって安い赤を買ったのがいけなかったのか?
奮発して緑を買えばよかったのか?
それはそれで後悔しそうな気がするけど。
一応コルコルの名誉のために書くと、後日、工場見学の際にラム酒工場「グレイスラム」の人から、「これを水割りで飲むような人はいませんね」とあっさり言われたということを付け加えておこう。
カクテルのベースとかお菓子やケーキに入れたりして使うというのが主流らしい。
22:50頃
家に電話をかけ部屋に戻ってきたら、唯一映るテレビ局のNHK-BSは日本シリーズをやっていた。ニュースかと思ったら生中継、こんな時間に?と思ったら延長11回らしい。
そのまましばらく野球を見ていたのだが、気付くと長男は既に夢の中へと移行していた。
長い充実した一日が終わった。
日が暮れるのは早く、民宿に到着したころは既に辺りは真っ暗になっていた。
庭で民宿のおばさんが体操していた。
「どこどこ行きました?」
「まるごと館と神社に行って、その後、西港で夕陽見てました」
「明日はどこに行きますか?」
「とりあえず日の丸展望台に行って、北のバリバリ岩までいこうかと」
「漁港と本場はすごいですよ。ぜひ見に行ってね」
他のお客さんはいそうにない。土木作業で島に出稼ぎに来てたおじさんが何人か泊まっていたらしいが、旅行客は我々2人だけのようだ。
さて、晩をどこで食べよう。狭い島だが飲むところはいっぱいある。
食事処「き作」、居酒屋「ちょうちん」、新しげな居酒屋「ちゃんぷるー亭」、金城のとなりにある「nomo」、新しくできたらしい「居酒屋なすび」等々いろいろある。島のメインストリートにはスナックもいっぱいあるし、パチスロやビリヤードもある。
結局、いちばん魚がうまそうだということで「き作」に行くことにした。
もずくは300円、刺身盛り合わせ(竹)は一皿2,000円。これだけで腹いっぱいになる。
「おすすめ何かある」って出てきたのが、ナワキリの塩焼き。(写真左)
ナワキリは深海魚らしく、歯がするどいのが特徴。(写真右)
一人3,000円弱で腹いっぱい飲んで食った。
20:30頃
腹ごなしに星を見ようと集落のはずれに向かって歩く。やはり離島といえば満天の星空である。
しかし、公園も道路の街灯がこうこうと灯っていて、あまり星が見えない。よく考えればこの道は空港と集落を結ぶメイン道路だった。あんまり必要性はないような気がするが街灯も多いはずだ。カエルの死骸も多いけど。
公園にはやけに長いすべり台があった。
しばらく歩いて道路から少し外れた場所にベンチがあったので腰かける。
少し街灯の明かりは気になるものの、それでも満天の星空だ。
風の音しか聞こえない静寂な空気の中、空を見上げると星がまたたいてるだけ。あ、星が動いてる、と思ったら飛行機だった。こんなところの上空を飛ぶ便があるのかなぁ?
まぁそうはいいながらも満天の星空だけで何分も持つことはなく、程なく二人ともケータイをいじり出す。
この島はやはり電波が弱いのか、iモードもダイヤルアップ並みに遅い(だいいちソフトバンクは圏外だし)
この静寂を突き破るように前の道路を車がブォーーンと通る。
車はこんな夜中なのにやけに騒いでいる。全くうるさいなぁ。よく聞くと「茂みに何かいる」とかいって騒いでいるようだ。
我々のことか!
たしかに普段人のいるはずのない道路わきの茂みにあるベンチに、ただでさえ怪しげなおっさん2人が座り、しかも2人が2人ともケータイ見てたので、顔にケータイの光が反射して・・・
たしかに怪しい!
21:30頃
これ以上怪しまれてもいけないので民宿に戻る。
角の大盛商店で酒を買って民宿で飲みなおすことにした。
買ったのはラム酒「コルコル」。
そう、この島には数年前からサトウキビを原料にした酒、ラム酒の工場ができたのだ。
種類は1,200円の赤と2,400円の緑があったのだが、ケチって赤いのを買った。
さてラム酒を飲もう。
封を開けるとリキュール系の甘い香りが鼻につくくらいきつい。いやな予感はしたが水で割り、飲む。。。
・・・「まずい!」
なんかアルコールの消毒液を飲んでいるようだ。これはいけてない。
しばらくしたら慣れるかと思うも、いっこうに慣れることはない。
これは、割るのが水じゃいけないんだろう。
「炭酸がいいかも」と近くの自販機でコーラとCCレモンを買ってくる。
コーラで割る。。。
・・・「びみょう・・・」
口直しにコーラだけにして飲む「・・・うまい」
その後、コーラだけCCレモンだけにして宴は続いた。
あぁコルコル、半分以上余ってしまったではないか!!!
やっぱりケチって安い赤を買ったのがいけなかったのか?
奮発して緑を買えばよかったのか?
それはそれで後悔しそうな気がするけど。
一応コルコルの名誉のために書くと、後日、工場見学の際にラム酒工場「グレイスラム」の人から、「これを水割りで飲むような人はいませんね」とあっさり言われたということを付け加えておこう。
カクテルのベースとかお菓子やケーキに入れたりして使うというのが主流らしい。
22:50頃
家に電話をかけ部屋に戻ってきたら、唯一映るテレビ局のNHK-BSは日本シリーズをやっていた。ニュースかと思ったら生中継、こんな時間に?と思ったら延長11回らしい。
そのまましばらく野球を見ていたのだが、気付くと長男は既に夢の中へと移行していた。
長い充実した一日が終わった。
Posted by tana at 22:32│Comments(0)
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