2007年09月04日

「沖縄へこみ旅」

2日の土曜日(前田が2000本を打った日)のこと。
市民球場に行く前にシネツインで「ヒロシマナガサキ」を観た。その感想は後日述べるとして、市内に着き映画が始まるまで30分以上あったので、本通りの書店に入った。
私は基本的に本が好きである。書店ならば寝泊りしても構わないと常日頃から思っているが、いざそうなったらいろいろ大変だろうから(地震のときとか)無理して書店で寝泊りするようなことはしない。

前置きが長くなったが、そこで目にしたのがこの1冊。

「沖縄へこみ旅」沖縄へこみ旅

「沖縄の島へ全部行ってみたサー」「オキナワ宿の夜はふけて」の著者、カベルナリア吉田さんの新刊である。

タイトルを見て、中を立ち読みする。

そこで私の最初の感想は、「へこみ旅といいながら全然へこんでないことだろう、きっと。」であった。そしてレジに並んでいた。早々と本を買いなんとなく書店を出ざるをえない雰囲気になってしまったので、シネツインには結局30分前に着き整理券の番号は2番だった。
映画が終わった後、市民球場内野自由に入り2時間くらい時間を潰し、そこでこの本を半分以上読んでしまった。

約束の時間に何時間遅れようとも全然悪びれない人たちの話など、おおらかで、適当な話を読むにつけ、「こんなことありそう、沖縄だと」と、顔がにやけてしまうのは、私がおかしいのだろうか。
「旅は一筋縄ではいかない」という。
まぁ驚いたり度肝を抜かれたりショックを受けたりということが普段の生活よりも多いのが旅だし、そしてそれをネタに持っていけるのが旅慣れた人なのであろう。

もちろん旅と住んでみるのでは全然違うし、沖縄がただ楽しいだけの場所ではないのも知っているつもりだ。きっと日本国内を旅してみればこのようなおおらかで適当な場所もいっぱいあるに違いない。私はこの本を読んで、この地でのより人間らしさが垣間見えたエピソードに対して、ほほえましく思ったのだろうし、旅にそういうものを求めているのだろう。

そして辻の「ステーツサイズ」が閉店してたというのをこの本を読んで初めて知った。



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