12月1日 9:30新幹線口に集合
長男、挨拶代わりに「クルーンが抜けた穴、どうしよう」と現れる。
私と炭水化物はすかざず「そのために小山田を獲ったんでしょう」と応戦
のっけからBクラス同士の空しい会話でこの旅は始まった。
12:00過ぎ福岡空港に到着、昼食
オーバーフォーティ組(藤岡&IKKO)はすでに昼間っからビールである。まったく年寄りは「やることなくなったらビール」これだから困る。
そして話の内容も「先週はナゲーラ壕に入った」「ああ、あれは病院壕だったですね」「小波津にも入った」と私にはまったく意味不明の暗号を聞いているようだ。あきれて私は口を挟む。
「小波津は初心者の小手調べにちょうどいいですね」
15:00過ぎ那覇空港に到着
修学旅行の女子高生の数百人の集団と一緒に飛行機を降り、空港ターミナルに降り立った。
OTSレンタカーを借りるため、送迎のバスに乗るのだが、女子高生の集団の列にさえぎられ横断歩道の向こうへなかなかいけない。Fがいたら鼻の下伸びっぱなしだけではすまない事態になったことだろう。
さて、レンタカー送迎バスに乗るが、バスはいつものレンタカー屋を素通りし、58号を糸満方面に南下していった。
何故?
想定外の出来事にびっくりしたが、どうも事務所が糸満の新都心(アウトレットなどがある干拓地)に移転したようだ。
「なんでこんな遠いところにつくる・・・」と思ったものの、どうもこれは近い将来の高速の那覇空港延伸を見越してのようだ。そしてこの糸満新都心にICができるからだろう。なるほど、初めて沖縄に来る「普通の観光客」にとって、那覇市内を通って道に迷ったり渋滞にあったりすることなく一気に高速に乗り名護や北部の方にいけるというわけか。那覇市内へ行く人はゆいレールをお使いくださいということか。
古い沖縄がどんどん消えていって、那覇はどんどん変わってゆく。ここに行くのももう潮時なのかな?もうしばらくはいいのかな?と思いながらも、結局のところまた行ってしまうんだろう。
送迎のバスの中ではビデオが流れている。
ビデオに出ている観光客風の女の子2人はいつもけんかばかりしている。
まずナビの使い方でトラブルを起こすことに始まり、目的の場所を通り過ぎてはけんかをし、渋滞にはまって動けなくなっては「あそこで買い物しすぎるからじゃない!」とお互いの買い物が長いのを非難しあったりなど。
一体これはなんのビデオなんだ?と思ったが、どうもレンタカーの借り方、沖縄での車を運転するときの注意などの説明が延々と流れていたようだ。
例えば
・バスレーンは通ってはいけない(ほんとに取り締まりは厳しく観光客といっても許してはくれない)
・原付も堂々と追い越し車線を走るから気をつけて(たしかにそうだ)
など。
そのほか
・おばぁの飛び出しに注意しよう。
・北部ではヤンバルクイナの飛び出しにも注意しよう。
・Yナンバーの車とぶつかったら補償されないから、すぐよけよう。
・高速道路に入るととなりは米軍基地です。「流れ弾」に気をつけて。
などどこまでほんとかわからない。(この辺は実際には流れません)
是非「お笑い米軍基地」あたりにこのビデオのパロディでDVDを作ってほしい。きっと買うと思う。