3年連続NAHAマラソン④人間の鎖

tana

2007年12月09日 10:30

競技場に向け最後の一踏ん張り。

「太陽と海とジョガーの祭典」NAHAマラソンは大規模な市民マラソンのため、要所で制限時間を設けている。中間地点で3時間15分、33.4km地点で5時間、そして競技場に入る前で6時間15分と関門がある。
例えば中間点の平和祈念公園では12時15分になるとスタッフジャンパーを着た高校生たちが手をつないで一列に並び(人間の鎖である)、時間内に通過できなかったランナーを止めてしまう。つかまるとリタイアバスに直行。
同様に最終地点でも15時15分、競技場の門が閉められる。
もはやこの状況はNAHAマラソンの風物詩にもなってるようである。


競技場前に集まったギャラリーからは「あと3分!」「あと1分!」とか容赦ないカウントダウンの声が聞こえる。


時間ぎりぎりランナーが駆け込む。この人たちは間に合った。見事完走おめでとう!

15:15 スタッフが鎖をつくる。

容赦なく門が閉ざされる。

こうしている間にもランナーはどんどん帰ってくる。
しかし、閉ざされた門を見て呆然と立ち尽くすランナー。
見物している人たちからは、ここまで走りぬいたことに対して拍手が沸き起こる。

「太陽と海とジョガーの祭典」NAHAマラソン
2万3千人余りの参加、完走する人だけでなく途中でリタイアする人にも、その一人ひとりにドラマがあり、一人ひとりが主役になれる大会。
でも、ここまで走り抜けたらさぞかし気持ちいいんだろうなぁと思ってしまうのも事実であり、内地に帰り妻と「来年のエントリーに向けトレーニングを開始しようか」などと話してはいるものの、いまだトレーニングのトの字の実行にさえ移っていない。

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