恵達を探しに
さて、粟国島といえば「ナビィの恋」のロケ地でも有名である。
ナビィの恋 ******************************
監督の中江裕司の「沖縄の音楽でミュージカルを作りたい」という思いから生まれた
”うちなーミュージカルコメディ”
沢木耕太郎も本の中で「祝祭の気分に満ちた観客を幸せにしてくれる映画」「あふれる陽光を手のひらで掬って呑んだという不思議な満足感」と評する。
観終わったら幸せな気分になること間違いなし。
ブーケンビリアの赤。
生活の中に溢れる音楽。
十九の春。
三線でのアメリカ国歌。
ユタ。
沖縄の解放されているようで、閉鎖的な一面も垣間見れる。
・・・島がすべて受け入れる完璧な環境じゃなく、そこでも受け入れがたい奇妙な無意味なものがある。ナビィが出て行っても、それは駆け落ちと同じで残された者が島に残った無意味なものを克服できたわけでもない。
それでもナビィを受け入れる恵達の姿。
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そんな恵達を探しに展望台まで行ってみた。
牛はいたが、恵達もフクノスケもいない、みんながランチを食べた掘っ建て小屋もみあたらない。
時間は14時過ぎの昼下がり
ランチはトゥエルヴフォーティーと言ってたから、とうに食べ終えて午後の仕事にかかってるのかもしれない。
どこにいるのだろうか・・・
さて、ナビィの恋を何回も観てる人は、この写真を撮った意図がわかると思う。
「おまえ、なんで歩いてるか」
何をバカなことを・・・と思うかもしれないが、まぁこれが我々の真実の姿だと思ってくれれば・・・
その後見返すとどうも場所は違ってたみたいだ・・・
その他、ナビィとサンラーの逢い引き場所と思われる墓もあった。で、そこではやはり二人の抱擁も再現しなければ・・・と思ったものの、よくよく考えると人の墓の前であり、冷静に考えるとやっぱりよくないことだろうと思いやめた。
牧場にいなければ、家で三線を奏でているのかもしれない。
そう思った我々は集落へ自転車を走らせた。
集落の中を手分けして探し、ようやく大濱商店を見つけた。
目立つ黄色が目印。
映画ではちょっとした広場のようだったが実際には道が交差するところでちょっと拡がってる場所だった。
大濱倶楽部からちょっと集落を入っていったところにナビィの家はあった。
家主が亡くなり今は全くの空き家らしい。
そして、何の看板さえも出してないところがこの島らしい。
すべてを見ていたシーサー
ブーケンビリアの咲いていた庭
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