粟国の宿2

tana

2005年11月28日 16:44

そんなわけで粟国の7つの民宿を「スタンダード」「老舗」「怪しい」「ディープ」「おばぁが一人でやっている」「こぎれいそう」などのカテゴリーに分け、様々な検討会議を重ねた上、一件の宿を決定した。

こうなると動きは早く、予約の電話を入れる。昼の2時過ぎのことだった。


しかし電話の呼び出し音がならないぞ?
その後電話口では、
「・・・・電波が届かないか、電源が入っていないためかかりません。」

え?
電波が届かないかって何だ?掛けた電話は携帯じゃないぞ。ちゃんと098で始まってるし・・・、これはもしや粟国島自体に電波が届いたり届かなかったりするのか?
なんて、穿ってみたものの、そんなことはないだろう。これは単に「電源が入ってない」だけだろう。でもここまでするとは、恐るべし沖縄のシエスタ。

そんなわけで夕方かけてみると今度は繋がった。
おばちゃんが出る。電話口の向こうでは子供が騒いでる声がする。
「9月17日、3人一部屋で・・」
とつつがなく予約のやりとりを行ってると電話口のおばちゃんは「あ、ちょっと待ってくださいね」と一旦遮って、電話口の向こうでやりとりが繰り広げられる。

「うるさい! 電話の音、全然聞こえないから」
その瞬間、あれだけ騒いでいた子供の声が一瞬途切れた。
そして私はといえばおばちゃんの「全然聞こえないから」が微妙に沖縄訛りになったところを見逃すことはなく、やっぱり沖縄いいなぁと改めて思ってしまった次第である。騒ぐ子供とどっちもどっちのレベルであろう。

おばちゃんは再びこっちに戻ってきて予約モードに戻る。
しかし電話の向こうの子供達の騒ぐ声は10秒もしないうちにもとに戻っていた。
やりとりの途中、双方とも電話の声が次第次第に大きくなる。私も知らない間に立ち上がってしゃべっていた。
正確に予約がとれてるか若干気にならないでもない。
が、まぁ、なんとかなってるだろう。

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