真のリベンジ伊是名11~民宿ときわへ~
先日、旅の打ち上げと称して久しぶりに「うちな~」へ。
その際、次男から話を聞くに、デイゴの木の映画撮影の件(前回のブログ参照)については、「どうも伊是名で撮影されたんじゃなくて、今帰仁の辺りで撮影されたらしい」ということがわかったらしい。なんだ、伊是名小学校じゃなかったんか・・・、そしてどうりでみんながみんなここで撮影があったことを知らないわけだ。
そして、あれからもう1ヶ月が経ったなぁ。1ヶ月前の今日は野甫にいたはずだ。そして旅行記はようやく2日目の宿に到着!
9月21日(日)夕方
夕方、民宿ときわに到着する。
男性陣3人の部屋は前回同様、裏座の部屋であった。
さて、今夜一晩を共にする他の宿泊客はいるのだろうか。これも民宿に泊まる楽しみのひとつである。
前回、昨年の2月の宿泊客は我々以外に、益田からきたという夫婦、埼玉のカップル、浅草の親子と総勢10名と賑やかな夜だった。そして賑やかだけでなくそれぞれにひと癖もふた癖もあるメンバーが揃っており、そのマニアックなメンバーみんなが長男に一目置くようになるというマニアオブマニアも生まれた夜となった。
今回はさすがに夏の島だし、2月のようなマニアックなメンバーばかりでなく一般的な観光客もいることだろう。マニアなおじさんと
「白百合は独特ですよねぇ」などという会話はさすがにされることはないだろう。
まぁそれも仕方ないことと思っている。
なにしろ9月といえど夏真っ盛りの沖縄。しかもここは一般的に癒しの極地と宣伝されている沖縄の離島のひとつである。慶良間とか竹富とかメジャーではないものの、こういう地味なものが好きだ、たまには地味なところもいいだろうという「ごく一般的な女子大生2人組」あたりも普通にいるだろう。よく考えると「こういう地味なものが好きだ、たまには地味なところもいいだろう」ということそのものがマニアックというんじゃないかと言われるかもしれないいが、女子大生2人組が来るならばそんなマニアがどうだとかはちっぽけなことだ。
・・・と次男の夢は膨らんでいた。
ときわの美代おばぁ(77歳になるという)に「他にお客さんどれくらいいるの?」と聞くと、我々以外の宿泊客は男性の一人旅の客がひとりだという。
男性ひとりですか。。。
・・・次男の夢が一気にしぼんでいく姿が想像できる。
そういえばせっかく伊是名に着いたというのに、なかなか観光客に出会えない。たしかに
逆田とかシーサー展望台とかマイナーなところばかり行ってるからだというのも一理あるが、それを差し引いても少ない。今日唯一出会ったといえば、しらさぎ展望台へ行くときの砂利道で、Maravillosaさんの
車で轢きそうになった自転車に乗る20代くらいのマニアックそうな男一人しか出会わなかった。彼なのか?
美代おばぁの情報によると、その一人旅の男は今日、自転車を借りて島を散策しに行ったという。
・・・徹底的に嫌な予感がする。
というもの、轢きそうになった彼はマニアックはマニアックでも我々とは系統の違うマニアックな雰囲気がしたからだ。そして系統が違うとかいう以前に
車で轢きそうになったという紛れも無い事実があったこともあり、いまさら顔を会わせたくは無かった。
でも今日島を回って出会った男性一人旅というのは轢きそうになった彼しかいない。
しらさぎ展望台より
・・・困った。
とりあえず気を紛らわしに伊是名ビーチに泳ぎに行った我々であったが、帰るときはやはりその話を思い出してどきどきした。
そしてときわに帰ると、ひとりの男の後姿が・・・。しかし雰囲気的に、さっき轢きそうになった男じゃないと直感で感じほっとする。
いま目の前にいるその男の後ろ姿は、ダイバー・ナイフでウニの殻をひたすら割っている姿だった。
・・・更に怪しい予感がする。
つづく
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