真のリベンジ伊是名2~出発前日~
9月19日
あれだけやきもきさせたシンラコウであるが、19日15時現在で紀伊半島である。2~3日前の予報だと今頃ようやく九州に上陸して夜四国沖を通過か???・・・なんてことだったが。あまりにあっさりと駆け足で西日本を通過していった。
台風に刺激された秋雨前線が活発化して大雨になるなんて予報もあったが、本日、広島県は気持ちの良い晴れである。
改めて思った。
彼(シンラコウ)は、我々の出発する20日にあわせるように本土に到着し、うまい具合にそれまであった雲を蹴散らせ、本土に上陸すると何も無かったかのようにさっと通り過ぎていった。向こう一週間沖縄地方は晴れの予報だ。次男も無事沖縄入りしそうで、
気がかりなのは二日酔いだけという状況に持っていってくれた。
これは一体なんだろうか。
もしかしたら彼(彼女かも)は我々の願いを受け止めてくれたのではないか。我々だけでなく連休なのでこの土曜日に出発という人も多いことだろう。それでみんなの出発する日にあわせ、わざとゆっくり寄り道しながら進んでいたのではないか。
あれだけ
「のろまだ、カメだ、さっさと通りすぎろ、たいして強くもないのにこんなに注目させて台風の風上にも置けないやつだ、お前は台風のクズだ」などなど聞くに堪えない罵声も飛び交っていた。その様は、まるで市民球場でシーボルがキャッチャーフライやサードファールフライに倒れた時を見てるようだったが、それでも彼(彼女かも)はちゃんと我々の求める結果を残し、記録よりもみんなの記憶に残る台風となって空のかなたへ散っていった。
今からでも自民党総裁に立候補すればきっと世論は彼(彼女かも)に味方し当選確実となるかもしれない。
さて、シーボルも再び一軍に登録されることがあれば、このシンラコウの意志を受け継ぎ、CS出場を決める活躍、そしてCS、日本シリーズとこれまでの罵声を跳ね返す結果を残して、記録よりも記憶に残る助っ人となってほしい。同じ「シ」で始まるもの同士できないことはないだろう。
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伊平屋(野甫)から伊是名(内花港)への渡船の前田渡船に連絡すると、感じのよさそうなおばぁが電話口に出てきてやりとりをした。
「13時頃渡船空いてますか?」
「お客さんの都合のいいときで何時でもいいですよ。はいはい13時ですね。また近くなったら連絡してくださいね。」
こちらの名前も連絡先も聞かずに電話を切った。
おばぁも多分電話を切った後「ありゃー、名前聞くの忘れたねー。」と思ったことだろう。そして「まぁ5人って言ってたから『5人さん』でいいね」とか話して、予定表か何かに
「13時5人さん」とだけ書かれていることだろう。もしかしたらそれもないかもしれないが。
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