式を彩るモノ3~泡波一升瓶~

tana

2007年07月15日 09:10

4月25日(水)夜

けだもと荘での夕食
右の赤飯のようなご飯は古代米というようだ。

夕食時、泡波がみんなで1本サービスで出た。GW前でまだ泊まりも6人と少なかったんで水割りで2杯飲めた。

「泡波」とは・・・
波照間島で造られる泡盛。
この泡波は、島唯一の酒造所「波照間酒造所」で造られるものですが、基本的に、島での祭りとか祝いの時など、島内で消費できるだけの量しか生産しないものです。
「生産量が少ない=希少価値がある」ということで、島内では千円ちょっとの品が同じ八重山の石垣に来ると五千円、本島に来ると一万円、で本土に持っていくと二万円以上からの値がつくというとんでもないものになっています。


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さて、我々は夕食後にけだもと荘のおばぁにサンゴの浜にいくだなんだの話をした(ウエルカムボード編参照)のだが、その後「なぜそんな話したのか」といきさつを話した。
「今回、新婚旅行で来ていて、今度結婚式をするんでいろいろ参考にしたいんです」といった話をしてると、壁に貼ってある写真(↓)を見せ、「これ、うちの常連さんが結婚指揮したときの写真さ」泡波一升瓶がリボンと花で装飾されて振る舞い酒になっている。



いいかもしれない。こんな感じで式で泡波を振る舞い酒にしても面白そうだ。
「泡波の一升瓶って手に入りますかねぇ」
と特に考えず聞いてみる。するとおばぁ、
「じゃあ一升瓶があるか酒造所に聞いてみるから」。
特に考えずじゃお願いしますとおばぁに頼み部屋に帰る。

夜、おばぁが部屋に来た。
話を聞くと、どうも知り合いにことのいきさつを話してみたらしい。
引き続き話を聞くと、下のような感じで話が進んだようだ。
「今、新婚旅行で来てるんだけど、どうも結婚式で泡波を振る舞い酒にしようとして一升瓶を探してるみたいだけどない?」
「そういうことだったらどうして早く言ってくれないの!」
「そうはいっても私も今日聞いたからね・・・」
「今、一升瓶は1本しかないけどいい?」
そんなわけで、おばぁ最後の一升瓶1本を知り合いから買い取ったようだ。

ミニボトルではなく一升瓶です。

そして「これは私からのお祝いね」とその一升瓶を惜しげもなくくれた。
「郵便局に送るケースが売ってるからね。そこの南商店で送ればいいよ」
急な展開にほんとにびっくり。

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そんないきさつを経て、7月15日に行われた結婚式二次会にて、このエピソードと共に、振る舞い酒として披露させていただいたわけです。

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