今の沖縄

tana

2005年11月06日 09:27



ここは沖縄本島のほぼ中央部に位置するキャンプハンセンという基地。
実弾砲撃演習を行っている。

10km以下の近距離から155mm砲が撃ち込まれるため、演習場の恩納連山はハゲ山となっており、山林火災も多いようだ。

流れ弾が時々飛んでくるらしい。



こんな看板だって高速道路に掲げてある。
まぁ注意もできないだろう。

というか、米兵がふざけて高速を通る車を標的にしているなんて話もある。

この基地からイラクへ3000人が出兵したとも聞いた。
たしかに米軍基地なんだから赴く場所はイラクだけではないだろう。
戦地に赴いてしまうと、明日の命もわからなくなる身となるのだ。
よく考えるとそうだ。
自分がそういう身となることに対しプレッシャーも当然あろう。
精神的なバランスも壊してしまうこともあるだろう。
当たり前な感覚が当たり前でなくなることだってあるだろう。

基地の外に流れ弾が飛んでくることだってありうることだ。



これは通称”戦車道”と呼ばれている。
基地と一般道をつなぐ軍用道路だと聞いた。
通常はこのように封鎖されているが、米軍関係で何かあればゲートが開かれ軍用車両優先となり、地元の道路が通行止めになる。

フェンスの向こうに基地らしきものは見えるのだが、
必ずしも実質的な基地はフェンスの向こうだけではない。
「その場」に立ち、ここに住む側の立場にならないと想像できない。

この島はまだまだアメリカに囲まれている。
もともとアメリカが沖縄に基地を造ったのは「東アジアの安定の為」であり、つまり旧ソ連や中国を標的としたもの。今は中東にも向かってるが。
そういう意味だから、変な意味日本国内であれば東京でも広島でもいいはず。
けっして「沖縄」にある必要はない。
第二次大戦時に結果としてアメリカと日本の利害が一致したためこの地になったにすぎなかっただけのことだ。

関連記事