ついに伊是名に到着!
いや、名護からここまでバスが通ってたとは意外だった。
・・・ってウソです。
島へのフェリーは今日もたぶん出てないでしょう。
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9月18日
「安波へ行こう」
次男は言った。
どうやらそこには安波節の記念碑があるらしい、ということを聞いたようだ。
そんなわけで4日目となったあてどもない旅は、名護から、宮里藍で有名になった東村を抜け、安波へ行く行程となった。
その途中に「伊是名」があるのだ。次の停留所は宮古島の「平良」。
このように名護から安波まで、
海を越えてのものすごい移動距離だ。こんな長距離をレンタカーで走るには、いまやナビは欠かせないだろう。
過去、我々と沖縄のナビとはさまざまな痛い目にあっている過去があるため、我々もナビに対し十分な信頼を得てはないが、この車のナビは有能らしい。有能というコトバを聞くとFを思い出し、多少のうさんくささも感じたが有能なんだろう。
なにしろ
「音声認識システム」がついているという。
音声認識システムとは何だ?
これは、ドライバーがナビに向けて行き先を口でいうだけで、目的地まで案内してくれるという。
まったくこれは20世紀では考えられなかったことだ。
有能だ。
早速この音声認識システムを使ってみる。
次男が運転席で言う。
「なきじんじょう!」
道すがら、世界遺産の今帰仁城があったのだ。
そして、ナビは指し示す。
しばしして、
「目的地近辺に到着しました」
ん?ここは・・・
郵便局が案内された。
ナビにとって、なきじんじょう、と、ゆうびんきょく はよく似ているらしい。
次、行こう。気を取り直して次男は言った。
「いぜなじま!」
早速多少ヤケクソ気味ではあるが、これに相手がどうでるか、敵の腕のみせどころであろう。
するとこういった。
「音声案内を中止します」
・・・断られた。
ナビは何を思ってるのか?「伊是名なんて車で行けるか。ボケ!」とでも思ってるのか?
結局、その後二度と、このナビとの会話は続行されることはなかった。
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安波へ行くこのような農耕車に行く手をさえぎられるような道さえも、長男の持っていた道路地図を頼りに行動するようになる。
結局人に聞きここまで無事到着!次男感動す。
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